黄金桂(おうごんけい)というお茶はご存じですか?
黄金桂とは、中国の安渓(あんけい)地区でごく少量に生産される烏龍茶の一種です。
この記事では、烏龍茶の一種である黄金桂について解説しています。
黄金桂ってどんなお茶?
黄金桂は、烏龍茶と同じ青茶に分類されます。
緑茶や紅茶は、茶の樹から採取された葉を乾燥、発酵させて緑茶や紅茶は作られます。
ですが、黄金桂は茶葉の発酵を途中で止めた半発酵茶になります。
黄金桂は、黄旦(こうたん)という品種から作られています。
半発酵茶である黄金桂は、水色が薄い黄金色をしていてほのかに香り金木犀の香りがします。
黄金桂という名前の由来は、そのお茶の香りが金木犀の香りに近いことと、 黄旦 の「黄」と金木犀を意味する「桂」という字がつけられ、黄金桂という品種ができました。
生産量がごくわずかなので希少価値が高いお茶として知られています。
また、黄金桂はカフェインが多いことでも有名です。
※青茶(せいちゃ)とは、基本的に烏龍茶を意味します。その名前の由来は、烏龍茶の茶葉が青みを帯びた濃い褐色なので青茶と呼ばれています。
黄金桂ってどんなお茶?①黄金桂と烏龍茶の違い
金色の水色と金木犀の香りが華やかな黄金桂は、「金の烏龍茶」と別名がつくほど華やかで上品な飲み口です。
黄金桂は、すっきりとした後味で金木犀の甘い香りがいつまでも口の中に広がるような風味がします。
烏龍茶によっては渋みがあるものがありますが、黄金桂の飲み口はすっきりとしているのが特徴的です。
黄金桂のほのかな甘みがすっきりとした飲み口をさらに引き立ててくれるので渋みが苦手な方でも美味しく飲めます。
黄金桂の繊細な金木犀の香りを楽しむには一煎茶がおすすめです。
※一煎目茶:(一番最初に煎れるお茶のことをいいます。)
二煎茶、三煎茶と繰り返し煎れていくにつれて緑茶に近い濃厚な旨みを感じることができるので飽きずに飲むことができます。
黄金桂ってどんなお茶?②黄金桂はカフェインの量が多い
黄金桂は、カフェインが多いことでも有名です。
カフェインの作用によって胃が荒れてしまったり、不眠にも繋がる場合があります。
お茶のカフェインによって体調不良になってしまったり、眠れなくなってしまうことを「茶に酔う」と表現します。
ですが、カフェインにも良い効果はあります。
黄金桂にカフェインが多く含まれていることから、脳を覚醒させてくれてリフレッシュしてくれる効果が期待できます。
カフェインを摂取することによって「疲労回復につながる」ということもありますが、これはカフェインを摂取することで体が覚醒して疲労感を感じにくくなっているだけです。
実際には体の疲労回復にはなっていないので疲労回復のためにカフェインを摂取することはおススメしません。
カフェインの影響がなくなるのには個人差がありますが、大体6時間程度が平均的な覚醒作用が持続する時間です。
カフェインの覚醒効果を利用する場合は、疲労回復を目的にするのではなく、あくまでも一時的なリフレッシュをするためと考えた方がいいです。
蓄積した疲労をカフェインの覚醒作用で誤魔化すのではなく、疲労回復には睡眠や食生活を整えることが一番効果的です。
黄金桂ってどんなお茶?③ダイエット効果
カフェインには、利尿作用、血行促進作用、脂肪分解酵素を促進などのダイエットにも嬉しい効果があります。
カフェインの多い黄金桂の飲むタイミングを選べば効率的にダイエットができます。
黄金桂ってどんなお茶?④消化促進
カフェインには、消化をサポートする胃酸の分泌をサポートする働きがあります。なので消化を促進するのにカフェインが多く含まれている黄金桂を飲むことをおすすめします。
カフェインは消化促進の効果が期待できますが、胃腸が弱っている時に大量のカフェインを摂取すると逆に胃腸が荒れてしまう場合もあるので体調を十分に考慮して飲んで下さい。
黄金桂ってどんなお茶?⑤集中力アップ
黄金桂はカフェインがとても多いのでカフェインの働きをダイレクトに実感することができます。
黄金桂に含まれているカフェインの効果で集中力アップが期待できます。
カフェインが交感神経を刺激することによって集中力を高めてくれるのです。
黄金桂を実際に飲んでみた
黄金桂を実際に飲んでみた①茶葉の香り
黄金桂の茶葉の香りは、香ばしく、少しほうじ茶の香りにも似ています。
よく嗅ぐと少しお花のような香りもします。
茶葉の時点では、私には金木犀の香りは感じられませんでした。
黄金桂を実際に飲んでみた②飲んだ感想
黄金桂をホットで飲んでみました。
沸騰したお湯で1分抽出しました。
水色はこのような感じです👇
ホットで抽出した黄金桂のお茶自体は、香ばしい香りがするのに優しい香りも感じられます。
黄金桂を飲むと優しい口当たりですっと口に馴染んでなくなります。
口に含んだ時にお花のような風味を感じますが、これが金木犀のようと表現されているのだなと思いました。
渋みもなく優しい飲み口なのでゴクゴクと飲めてしまいます。
黄金桂は、渋みもなく優しい飲み口なのでカフェインが多いお茶だとは思えませんが、体質的にカフェインに強くない方は飲む量や時間帯に気を付けた方がいいです。
黄金桂ってどんなお茶? まとめ
中国茶の一種、黄金桂について紹介しました。
中国茶の中の烏龍茶の一種である「黄金桂」について紹介しました。
いかがでしたか?
黄金桂はカフェインが多いお茶ですが、渋みがなくて優しい飲み口でとても飲みやすいお茶です。
お茶選びの参考になればと思います。
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